自分に合ったスニーカーを求めて探し回り 苦労してようやく手に入れた話

自分に合ったスニーカーを求めて探し回り、苦労してようやく手に入れた話

私は現在でもファッションに関することは割合無頓着で、こだわりという点は特には有りません。

 

ですが、さすがに青年時代に関しては履物にこだわった経験があります。

 

 

そのこだわった履物というのがスニーカーでした。

 

その頃から地味な私と違って、やや年が離れている兄は結構派手好きで、女友達には不自由していませんでした。

 

 

スタイルにも相当気を使い、兄が目指していたシティボーイ(現在では死語ですが)を紹介した雑誌も買い揃え、さまざまなアイテムが兄弟共有の部屋には溢れていました。

 

 

兄は映画も好きで、あるボクサーの出世物語である作品に登場するスニーカーを履いて私に自慢したことがありました。
私は体の特定の部位が他の人に比べて大きく、特に靴に関してはスタイルやファッションではなく、大きさから選ぶしかなく、店員が差し出した数少ない靴箱の中から選ぶしかありませんでした。

 

 

必然として興味が無くなります。

 

でも兄に誘われて問題の映画を観に行った時に、さすがに言うだけのことはあるなと思って、早速、一緒に買いに行くことにしたのです。

 

 

私の街には靴屋が多く、流行に敏感な兄はいつも暇さえあればあちこちに出かけているので目星をつけていたのです。

 

 

この時に、欲しい物はとことんまで探し、簡単には買い物をしない、ということを習いました。

 

それは正解だったのです。

 

 

連れて行ってくれた店にはたいてい目的のメーカーの商品が置いてはいましたが、微妙に値段が異なります。

 

おまけに兄がこだわっていたハイカットの金色のスニーカーに黒い靴紐という組み合わせは人気があるせいか、なかなか見つかりません。

 

 

そうこうしてようやく商品を見つけるのですが、ここでも兄は簡単には買わないのです。

 

店員にあれこれ理由を告げて、一旦店を出るという行為には十代半ばだった私には不可思議な行為でした。

 

 

「買い物はこうやるんだ」という兄の無言の教えだったということに私が気付くのは相当後の話ですが。

 

こうやって数件の候補を選び出して、納得のゆく買い物をするということを教わりました。

 

 

ただし、二人分の靴代と足代、さらにお茶代おまけに映画代プラスパンフレット代まで全て私の負担だったということを付記しておきます。

 

高い買い物でした。

 

⇒迷ったらコレ!定番人気のおすすめスニーカー!